はじめまして、ゆるく引きこもっているゆるこもりんです。
不登校になってからもう二度と社会に戻れないのではないかと考えていた15歳~18歳頃のことを思うと、今は自分なりの居場所を見つけて社会との関わりができました。
不登校~就労継続支援B型に通うまでを載せています。
同じ精神病持ちの引きこもりの社会復帰のヒントになればいいなと思います。
人間関係を築くのが苦手だった学生時代
中3で不登校、高校を一ヶ月で中退、引きこもり
中3で学校生活が嫌になり不登校に。
高校には入学したものの、友達をつくることそのものが嫌になり一ヶ月で中退し、そこから高校生にあたる三年間を引きこもっていました。
16歳で精神科にかかり入院もしました。
18歳 専門学校に進学
高卒認定試験を受けて合格。
18歳でアニメーター科のある専門学校に入学しました。
同学年と同じ時期に入学できたこともあり一年目はやる気で満ちていました。
しかし二年目で就職しなければならないことに気持ちが滅入った+勝手に精神薬をやめた影響で、精神病が悪化。
20歳 統合失調症になった
アニメーターとして就職し、同時に一人暮らしも開始。
しかし精神病が悪化し、三ヶ月で退社。一人暮らしの部屋からも撤退。
その頃から統合失調症の症状が出始めていて、被害妄想で苦しみ、引きこもりに逆戻り。
入院して精神薬を服用したことで症状は治まっていきましたが、退院してから食欲が爆発して、標準体重から25kg太りました。
精神障害者になり、作業所に通う
精神障害者になった
統合失調症と診断されたため、精神障害者保健福祉手帳を取得しました。
また、精神科のでかかる医療費が一割負担になる自立支援医療も申請し、認定されました。
障害者として通える場所を探す
市の相談窓口で、精神障害者が通える事業所を紹介してもらいました。
最初は地域活動支援センターという日中通える居場所の見学に行きました。
母と一緒に三ヶ所見学に行ったのですが、40代以上の方が中心に通っているようで、20代前半の私には通いづらいと思い、利用は考えるのをやめました。
B型作業所を見学・体験利用する
相談窓口で、非雇用で短時間の軽作業をする就労継続支援B型の見学を勧められました。
障害者の中でも精神障害者の方が中心に通っている作業所に市の職員さんと何ヶ所か見学に行きました。
その中でも飲食店でもある作業所を気に入り、ちょうど定員に空きがあったので、すんなりと体験利用に結びつきました。
当初は接客の仕事をしたいと思い、体験で接客の仕事を教えてもらいました。
三回体験利用をして、B型作業所に通所を始めました。
現在も作業所に通っています
B型作業所に通い始めて二年経ちました。
最初は接客をしていたのですが、職員さんに作業中の表情が怒っているみたいと言われたり、お年寄りのお客様の言っていることが聞き取れないことがストレスで、調理の作業に切り替えました。
コロナになってからはゆるく調理の仕事をしています。
精神病の引きこもりにアドバイスできること
年上となら上手く人間関係を築ける場合がある
学校生活はせいぜいプラスマイナス2歳差の同年代としか関わらないので、狭い世界です。
私は一人っ子なので、家庭で同年代である兄弟との関わりを学んでいないので、学校でも同年代である生徒と関わるよりも大人と関わるほうが楽でした。
どうしても同年代や同等の立場の人とは比べてしまうので、先生や職員さんと話すほうが安心して自分を出せます。
しかし学生生活も終了すると、活動場所の選択肢が一気に増えます。私の場合はB型作業所ですね。
私の通っているB型作業所では、作業所のメンバーさんは30代~50代が中心で、20代はとても若いと言われます。
私より10歳~15歳年上の30代の方とは比べて嫉妬することもないし、まだ若者の感覚がある年代なので、結構年上のお兄さん・お姉さんという感覚で安心して話せる存在です。
大人になると関わる年代もすごく幅が広がるので、同年代とはうまくいかなかっただけだと気づく場合があります。
自分が選んだ道にいる人は自分と似てる
これはアニメーターの専門学校に通ったときも作業所に通所していても思うことなのですが、自分が選んだ進路や場所にいる人たちは、自分と似た性質を持っていて関わりやすい人が多いです。
小中学校のときは元気な子もいれば大人しい子もいて、意地悪な子もいれば私みたいに人が苦手な子もいて、タイプが色々いすぎるんですよね。
だから嫌いと感じるタイプの人が何人もいるのが当たり前だったんです。
しかし、アニメーターの専門学校に進学したときは、小中学校の様々なタイプがいるクラスよりも明らかに大人しくて人付き合いが苦手なタイプだけが集まったクラスでした。
アニメ好きという共通点があるので、深く関わらなくても居心地が良いと思える環境でした。
自分で選んだ進路には同じような考えを持った人が集まるので、小中学校の何でもありなクラスとは違い、だいぶ環境が自分に合ったものになります。
現在通所している精神障害の人たちが通うB型作業所でも、何故かアニメ好きが多いですし、人の痛みのわかる優しい人が多く感じます。
だから自分がやりたいことをきちんと自分で選んで進めば、同じように選んだ人たちが集まるので、自然と自分に合った人と出会えます。