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引きこもりにとって、就職=つらかった学生時代に戻ることと同じ

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今は引きこもりで将来は就職することを目指している人は多いと思います。

でも元引きこもりの私から言えることは、一般の会社に就職することはオススメしません!ということです。

 

私は現在精神障害者として、障害者が通えるA型事業所という福祉の職場に通っています。

平日は仕事をして、休日はのんびり過ごすという生活を送っていて、引きこもり生活から脱出しています。

いきなり出てきた障害者や謎のA型事業所という単語に戸惑う方が多いと思います。

しかし、引きこもりの人の中にも当てはまる部分があると思うので、皆さんの将来の道の一つとして私から提案させていただきます。

引きこもりが社会復帰するのは慎重になったほうがいい

引きこもりは学生時代につまづいている

引きこもりになるということは、早くて小中学校で、遅くても大学時代には、周りの人と合わなくてつらい経験をしてきたと思います。

あなたが引きこもって何年になるかはわかりませんが、長年引きこもって先の見えない状態に絶望してきたことでしょう。

将来は就職できたらこの問題は解決するのに…と考える方は多いと思います。

 

しかし、就職するということを本気で考えたことはありますか?

一般の職場に就職することは、普通に学校生活を送ってきた人の輪に入ることで、辛い未来が待ってる

就職して上手く続いたら人生が元に戻ると考えている人は多いでしょう。

そう考えているのは本人はもちろん、親や家族、周りの人達もそう考えていると思います。

でも、引きこもった原因は分かっていますか?

その原因を無視して、形だけ就職して上手くいくと思いますか?

 

引きこもりの原因は色々あると思いますが、言えることは周りの人々と自分が合わなくてしんどかったということです。

周りに上手く馴染めて楽しい生活を送れていたら、引きこもりになることはないと思うのです。

 

では本題に戻って、引きこもりがアルバイトや就職をすれば人生が元に戻るのでしょうか。

アルバイト先や就職先にいるのは、学生生活をそれなりに楽しくやってきて、なんの疑問もなく学校を卒業したような、いわゆる普通の人です。

そんな人達と、周りに馴染めなくてしんどかった引きこもりの自分が、果たして上手くやっていけると思いますか?

 

私は難しいと思います。

性格の悪い人はあなたをいじめてくるでしょうし、性格が普通の人もあなたのことを扱いづらい人して接してくるでしょう。

脅しているわけではありませんし、希望を打ち砕いているわけではありません。

ただ、普通に学生生活を送ってきた人と上手くコミュニケーションをとって馴染むことが、引きこもりのあなたにできるでしょうか?

 

普通の職場で働くとはそういうことです。

選択肢がアルバイトや就職という道しかない、それ以外の道を知らないことが、つらい道を選ばざるを得ない原因だと思います。

まず引きこもった自分を認めてあげて

私はまずは自分の性質を自分で認めることが大事だと考えています。

学生生活がつらかった。一般社会とは合わない。引きこもってしまったのはそのせいだ。

つらかったことを受け入れましょう。

一般社会とは合わない自分を受け入れないと、実は次に進めません。

普通のアルバイトや就職を選択肢から外すのは、自分のことを守ることと同じです。

A型事業所という選択肢

福祉サービスを利用して収入を得ながらサポートを受ける

アルバイトや就職を諦めるということは、稼ぐ手段がないということ?と考える人もいると思うのですが、実は社会にはまだ選択肢があります。

福祉のサービスを利用することです。

冒頭でお話したA型事業所というのは福祉のサービスの一つで、一般社会に馴染めなかった人が働くには最適な場所だと思います。

主に精神障害者身体障害者知的障害者などの障害者や、難病を抱えるなど、一般の就職が難しい人達のためにある仕事の場です。

自分は障害者ではないんだけど…という引きこもりの方が多数だと思いますので、順を追って説明します。

引きこもりは心療内科や精神科にかかるといい

引きこもりになるということは心を病んでしまった人だと思います。心が元気な引きこもりはそうそういないですよね。

 

心のモヤモヤや社会に出れなくてつらい気持ちがあるなら、ハードルは高いと思いますが、心療内科にかかってみてください。

家族以外の人が悩みを聞いてくれることはありがたいことです。

そこで心が楽になるようにとお薬が出されることもあります。

 

先程のA型事業所に通うためには、障害者である必要はありませんが、主治医がいて通院していること・A型事業所に通っていいよという医師の診断書が必要です。(事業所によって条件は違いますが、診断書があればA型事業所に通えると思います)

 

心療内科に行ったけど、まだモヤモヤが晴れない!小手先のアドバイスしかくれなかった!という方は、実は精神の病を抱えている場合があります。

私は心療内科というものが合いませんでしたが、精神科に通うようになりました。通院して10年以上経ちます。

繊細すぎて普通に生きているだけで心を消耗する私には、精神科の薬は必須になりました。でもおかげで日々を元気に過ごせています。

 

引きこもりの人は心療内科・精神科に行ってみてください。

心の病があると認定されると、A型事業所という新たな道が開けます。

A型事業所に通おう

まずA型事業所とは何か。

A型事業所とは正式名称就労継続支援A型といいます。

先程申し上げたように、一般就労に結びつかなかった障害者や難病の方が、サポート受けながら働く福祉サービスの場です。

A型事業所は、一般就労に近い形で最低賃金が出ます。時間は1日4時間のところが多いです。日数は週3~週5のところが一般的です。

 

いきなり毎日4時間も働けない!という方には、似たような名前のB型作業所がオススメです。

下にB型作業所をオススメしている過去記事を載せました。

yurukomorin.hatenablog.com

yurukomorin.hatenablog.com

 

A型作業所に通うには条件があるのですが、ここではA型事業所に通うメリットを上げておきます。(条件は主治医に聞いたり、市の相談窓口で聞いてみてください)

A型事業所は職員さんがいて、めちゃくちゃ優しい

引きこもりで周りの人間に傷つけられた経験のある方に朗報です。

A型事業所は上司がいなくて、仕事を教えてくれるのは福祉の職員さん達です。同僚の障害者の人達は利用者と呼びます。

福祉の職員の仕事を選ぶ人達は総じて優しいです。

そういう優しい人が仕事を教えてくれて、面倒を見てくれるので、一般の職場と全く違います。

職員さんは、心を病みやすい人という前提で接してくれます。

だから気を使ってくれるし、心の調子が悪いときも無理しないで大丈夫ですよと言ってくれます。一般の職場では絶対にないことですよね。

繊細さんには福祉の事業所で働くことをとてもオススメします!

自分が自分でいられる場所を選ぼう

私は福祉のサービスを利用し始めて四年半経ちますが、一般社会にいたときよりも、ずっと自分らしくいられています。

周りの反応におどおどしていた学生時代と違って、今はのびのびと過ごせていると実感しています。

A型事業所は優しい職員さんという存在がいて、周りの利用者さんも繊細な人が多く似たような人が集まっているので、一般社会と比較にならないほど居やすい場所です。

引きこもりの皆さんには、まずは診療内科や精神科に通ってみてほしいです。

そこで福祉のサービスの利用許可の診断書がもらえれば、A型事業所が利用できます。

 

引きこもりを自分らしく脱出した私から言えることは、自分が普通でいられる場所を選ぶことがなにより大切だということです。

一般のアルバイトや就職など、あれほど嫌だった普通の人達の輪に戻るのは自分いじめだと思います。

今回はA型事業所という選択肢をお教えしました。

アルバイトや就職以外の第3の選択肢を記憶に残してもらえると幸いです。