B型作業所に2ヶ所続けて通所したゆるこもりんです。
今回はB型作業所と検索すると出てくる「闇」について考えてみました。
確かに闇を感じる事業所もある
1.工賃が安すぎる
まず、工賃が安すぎる作業所に闇を感じざるを得ません。
私の行った作業所の片方は時給100円でした。
どれだけ頑張っても1万円行かない工賃しかもらえませんでした。
幸い交通費は市からの補助金が出たので助かりましたが、作業所からの金銭の恩恵を感じることはありませんでした。
2.仕事が全くない
次に、趣味のような作業所では、時給が100円だったりする上に仕事もありません。
アマチュアですらない人しかいない作業所に、仕事は誰も頼みません。
利用者は通所するだけで、趣味のような時間を過ごすのみ。
仕事自体一切来ない事業所は闇です。
3.利用者が最大日数を通所することで、助成金が15万円作業所に入る
驚愕だったのが、時給100円しかくれない作業所が工賃を利用者に手渡す際に、利用日数に応じてどれだけ市から助成金が入ったかを毎月紙で報告されました。
利用日数が多い日には月16万円も自分が通所したことで作業所にお金が入っていることが判明。
自分が時給100円でその場にいるのに、人ひとりの給料分が毎月補助金として作業所に流れていることに愕然としました。
工賃が最大1万円入ったとして、残りの14万円はどこに消えるの?と思いました。
4.職員さんがタメ口
これはA型作業所に見学に行ったときに思ったことですが、職員さんが利用者さんにタメ口で話をしているところがありました。
しかも、話の内容も男子高校生みたいなおちゃらけた内容で驚きました。
その作業所はパソコンの作業が中心の作業所で、そこも仕事がなくて、自主勉強をしてねというスタンスでした。
将来就職を考えて作業所に通っている身としては、安心できない環境だなと思いました。
A型作業所でこれなら、B型作業所ならもっとひどいところがあると確信しました。
闇を感じないホワイトな作業所
1.内職・調理・清掃など、毎日仕事の成果が出る作業所
私は時給500円の作業所にも通所したことがあります。
その作業所は喫茶店と調理と内職をやっている作業所でした。
毎日仕事があって、調理したものはお客さんが買ってくれて、内職は元請け会社に納品される。
そういう作業所はまともでした。
2.職員さんが敬語を使っている
職員さんとして一般社会のお手本のように振る舞ってくれるほうが安心できますよね。
職員さんと利用者の関係でも、ちゃんと敬語を使って話すところはホワイトです。
3.工賃が時給100円じゃなく、もっと高い
時給500円の事業所は、前述のとおり成果の出る仕事が毎日ありました。
仕事をこなしているほど工賃にも還元される。
当たり前のことですが、作業所として請け負っている仕事量は重要です。
また、その仕事の責任を負う職員さんもまともです。
闇の感じる作業所は、趣味の延長線上のところが多い
工賃が安い、仕事がない、助成金と釣り合わない、職員さんがタメ口…。
これらの作業所は、趣味の延長線上の仕事を謳っているところが多いです。
例えばイラストの仕事があります!など、実力がなければ到底仕事にならないような作業を売りにしてるところは、体制としてテキトーです。
職員さんもルーズだし、なかなか納品されないし、利用者の頑張りを無下にするような作業所もあります。
そういう実力もないのに受け入れている作業所は、助成金でやりくりしてるので、通所してくれるだけでありがたいのです。そこに仕事を持ってくるような場でもないのです。
闇のある作業所は、趣味を楽しみたい人には合ってる
つまり、闇のある作業所は、仕事がないので工賃が安く、助成金で回っているため、職員さんもルーズに仕事をしています。
しかしメリットは趣味をして過ごしているだけで工賃が発生するところです。
引きこもりの人などが部屋から出てくるためには、趣味を楽しめてお金が発生する場が必要だと思います。
だから、工賃に満足できなくなったら、A型作業所やもっと工賃の高いB型作業所に移ればいいだけの話で、需要がちゃんとあるから成り立っているんです。
仕事をしっかり頑張りたい人、趣味を仕事にできたらいいなと思う人、それぞれに合った作業所があります。
これから作業所を利用する方は、ぜひそこらへんも注意して、見学してみてください。